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フェチズムの世界へ4
■ どの辺に萌えるのかということ ■

フェチズムというのは多種多様なのはいままで考えてきました。珍しいものでは真空フェチなる物もありました。自分が一般の人間とは思いません(思えません)がやはり自分の趣向と異なるフェチというのは理解しがたい(したくない)ものであれもこれもと複数のフェチを持ち合わせる人は少ないと思います。

そんなフェチ界ですから異種族間の隔たりは大きいのではないでしょうか。そんな隔たりをなくし、特殊なフェチを持った人間は団結して世に知らしめる必要があると思うんですよ。

余計なお世話ですが。

なので今日はあるフェチについて考えてみます。

くれぐれも注意なのですが解説するからといって俺がそのフェチを持っていると思わないように。いや、思っても別にいいけどさ。ああ、でもこういう行動が隔たりを生むのかなぁ・・・。


メジャーなのにマイナー。みんなその存在は知っているのに見てみぬ振りをする。そんなフェチがあります。スカトロフェチ。しかしスカトロの世界も細かく細分化されているのをご存知でしょうか。一般的に皆さんが想像するスカトロというのは「女ないしは男が脱糞しそれを女ないしは男が食したりする」というものでしょう。本当にご飯食べてる人ゴメンナサイ。昼時にアクセス多いの知ってますが。

しかしスカトロは何も、糞尿を食することだけがスカトロではありません。排泄するまでの状況を楽しんだり、排泄している瞬間を楽しんだり、排泄物を食すことを楽しんだり。すべてに精通する人もいれば、出す直前までが好みの方もいらっしゃるようです。

ではそれぞれどこをどう楽しむものなのでしょうか。



まずはわかりやすく「排泄を行う者」を対象とした場合の楽しみ方を考えてみましょう。この場合、やはり我慢する様、苦悶の表情が趣向の対象と成り得るでしょう。

Case1.排泄を行うまで
たとえば浣腸をされて便意にさいなまれてる段階。たいていこの段階を楽しむAVでは水着を着ていたり私服だったりどこかしらの制服だったりと衣装に気を使っているのがわかります。つまり「排泄を行う準備が出来ていない(=おもらし)のに便意にさいなまれ苦悶の表情で我慢する」状況を作り出しているのです。この我慢の表情というのはライトな方向で行けば「イかせまくり」に通じるものがあるのではないでしょうか。まったくもってわかりやすく、女性を征服した、いじめている感情が興奮を呼ぶのだと考えられます。

Case2.出している最中
次に出してしまっている場合。この場合のAVは衣装にも気を使ってますがさらに状況に重きを置いているのがわかります。街中や仕事場など「本来ここで排泄を行ってはいけない」場所を想定しています。たいていはこの段階のみをクローズアップするのではなく前段階の我慢している状況からのつなぎや、後段階の排泄物を目的とする行為とつなぎ合わせて利用されるケースが多いようです。そして本来排泄を行ってはいけないところでの排泄は「こんなところで排泄を行うのは恥ずかしい」という感情を導き出すためのもので、これもライトな方向で行けば「露出」に通じるものがあると思います。前段階と違うのは「我慢している」のではなく「恥ずかしがっている」所に興奮を呼ばれるところでしょうか。

Case3.排泄物が目的
最後に排泄物を何らかの用途で使用する場合。これは食したり体に塗ったりと用途は多種多様です。しかしここで今までの流れから大きく本質がずれて来ます。今までは日常生活での常識から逸脱することで得られる「苦悶」や「恥ずかしさ」が目的でしたがここからは常識を逸脱しすぎています。要するに異世界の出来事に近いのではないでしょうか。そしてこの段階は二つに分かれます。ひとつは「喜んで排泄物と戯れる」方向、そしてもうひとつは「イヤがるところを無理やり」方向です。

「喜んで戯れる」のこそ一般人には理解しがたいフェチであると思います。誰も汚い排泄物と戯れたいとは思わないでしょうから。しかし世の中には喜んで排泄物でも手に取り戯れ、食すことのできる人間はいるのです。ではここで問題なのはソレを見てどこで性的興奮を覚えればいいのかということです。

あくまで推測に過ぎないのですがおそらく、汚物にまみれた人物=堕落した人物という式が成り立つのではないでしょうか。相対的に自分よりも生物としてのランクが下という扱い。蔑みの気持ちから来るサディスティックな興奮なのではないでしょうか。もちろん排泄物が純粋に好きで、という方もいるとは思いますが。


「イヤガってるのを無理やり」はかなりわかりやすいのではないでしょうか。要するに汚物ですよ。常識的に汚い汚物との干渉を強制的に持たされ嫌がっている姿を見て興奮する。この考えはもう浅いところではレイプ物に通じるものがあると思います。やはりここでも女性を征服したという感情が絡んでいるのでしょう。この考えでこのジャンルを楽しむ人にとって汚物は汚い物で嫌悪の対象である点を考えればまだ一般人に近いのかもしれません。



次に、「排泄する側の楽しみ」を考えてみます。

これは段階を考えずにまず純粋に「排泄行為」に対しての性的快楽を考えればわかりやすいと思います。皆さんも経験があるでしょう。ものすごい便意に襲われてから命からがらトイレを発見し排泄したことが。そのときは性的快感とはいわないまでも得も知れぬ快感を味わうはずです。しかも我慢していた時間に比例してその快感は大きいと思います。

要するに「排泄する側の楽しみ」というのは正にソレなのではないでしょうか。我慢して我慢して排泄するときの快感。これは性的快感に近いものがあるとは思いませんか? だから浣腸をして無理にその極限状態を作る。さらに排泄が侭ならない状況を作り出すためにそこに第三者の許可無しの排泄を禁止する。この感覚がまず単純な物理的な快楽につながると思います。

そしてさらに通常ソレは人知れずトイレでひっそりとやる行為。それを第三者(カメラないしはプレイ中の相方)に見られるという恥辱感。ここは正に露出のソレであり見られたら恥ずかしい行為を見られているという精神的なマゾヒスト的快楽が得られるのだと思います。



真剣に考えてきましたが一般の方が忌み嫌う「スカトロ」というフェチの本質が少し見えたような気がします。いくつかのフェチの集合体であることがわかり、日常に潜む快楽も関与するフェチなのではないでしょうか。ただソレを具現化するときに汚物が絡むゆえ、忌み嫌われるのです。要素のみを抽出した場合、その個々には嫌悪感は抱かないはずです。

このように、一見理解しがたいフェチでも構成する要素を分解し個々に考えていけば総合的な趣向が見えてくるのではないでしょうか。皆さんもアダルトビデオを選ぶ際にはジャンルだけで毛嫌いするのではなくそこに何が潜むのか。それを構成する要素はなんなのかを考えてみると新しい境地を開拓できるかもしれませんね。

・・・。


・・・・・。

年始早々会社でこんなこと書いてる俺はもう駄目なんでしょうか。
【2006/01/03 16:30】 | アダルト | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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