■ 気になる夢に限って最後まで見れないんだよね ■大体、人生の常で早くさめてほしい夢ってのはいつまでもダラダラと続くものでエロスにあふれてたり謎が気になるミステリーだったりすると最後まで見れないものですよね。
たとえばその日が休みでまだもう少し眠れるとしても、急いでまた眠りに落ちても大体その夢の続きは見ることができません。まぁ人生そのものがそういう設計なのかもしれませんが。
今日見た夢は後者の、気になる夢でした。
赤字で突っ込みいれながら読み解いてみます。
俺はガソリンスタンドの社員。今日からオープンの店で副店長を任せられていました。すでにスタッフとはオープン前のミーティングで顔はあわせていたようです
(※:こういうところだけ妙にリアル)。
でもあいにく俺は朝遅刻し
(※:せめて夢の中では時間を守る人間でいてほしかった)、雨の中をスーツ姿で原付を飛ばしていました。もうすぐ店に着くぐらいのところでなぜか俺はノーヘルでバイクに乗っていることに気づき、慌ててバイクを止めてヘルメットを被ろうとしました。
すると同じ店のスタッフの小野真弓にそっくりというか本人の女の子
(※:小野真弓は好きじゃないのに何故?)と会い、あろうことか店まで後ろに乗っけていけと言うんです。
でもノーヘルはまずいしそもそも原付は二ケツ禁止じゃね?って言ったら小野真弓は雨でブラジャー透けてるんですけどもう後ろにまたがってるんですよ。んで何気に乳がでかい小野真弓の乳が背中に密着してるわけです。もう警察も何も怖くないですよ、今はこの乳を大事にしたい。
というわけで別に警察フラグでもなんでもなくあっけなく店に到着、その日の業務が始まりました。店には金髪で背の小さいいかにもな男の後輩と俺より少し歳の上の頼りないけど憎めない店長と三人でした
(※:なんかエロゲ見たいなできすぎの組み合わせですな)。
なぜか裏にでっかい事務所があってそこでは久本雅美が事務員で働いてました。俺はどうやら久本雅美とは仲がいいようです。「あら、今日は間に合ったじゃない~」みたいないかにもバイト先のオバちゃんとのじゃれあいしてました
(※:こんなとこばかり現実味)。更に双子のオバちゃんがいて、その二人も事務員なんですがどうやら立場がかなり上のようでみんなに嫌われてました。
んでまぁ仕事をこなしていくわけですけど店長はなにやら気が弱いし男の後輩はずっとダンボールを作ってるんです。組み立ててるんじゃないですよ? 作ってるんですよ? なんか紙とか作って必死にDVD買ったときのアマゾンの箱くらいの大きさのダンボールを延々作ってた。もう8個くらい出来上がってた
(※:男キャラは対して重要なポジションじゃないようです)。
でも小野真弓はかわいいし取り合えずひたすら業務をこなしてました。
んでこのスタンドなんですが非常に変わった構造で全面コンクリで囲まれてるんですよ。んで車道に面した出入り口があってそこから車が入ってくるの。こんな構造じゃ明らかに集客悪いだろうに
(※:きっと客が来ないときのガソスタのバイトが楽しかったんでしょうね)。
そんな折、ウチの親父が俺の仕事っぷりを見に給油に来ました。しかも普段ガソスタじゃ絶対に洗車しないのに洗車まで頼むというんです。実際にウチの親父は車狂いでして、近しい人はご存知だと思うんですが異常に車を大事にしてるんです。だからガソスタじゃ給油しないし、指輪したまんま運転とかするとハンドルについた細かな傷までバレるという徹底振り。
そんな親父の車の洗車ですから、否応無しに緊張しますよ。しかもなぜか親父の車はF50。かのエンツォフェラーリですよ。真っ赤なボディがまぶしいです。んで店長も話を聞いてかなり緊張しながらの洗車です。すると親父は洗車中にメシを食ってくるとガソスタを出て行きました
(※:ガソスタ店員時代のお得意さんにこういう親父が居て、その人が被ってるんだと思う)。
そのときです。俺がちょっと事務所に言ってる間にガソスタはなぜかいきなり閉店。シャッターが閉まってます。店に入ると店長と久本雅美がなにやら深刻な顔で話してて小野真弓はかわいい顔でこっちを見てる。後輩はまだダンボール作ってる。もう20個くらいになってた。
意味がわからないんですがなぜか親父のF50も消えてるんですよ。さっきまで洗車機のところにあったのに。んで勿論店長に問いただすとなぜかガレージにしまってありました。ガレージの中にはちょっとした机があってそこで俺と久本雅美と店長と小野真弓で話し合いです。後輩は外でダンボール作ってた。心なしか手際がよくなってた。
何でも双子の事務員が突如閉店を決めたのだという。意味がわからない。まだ午前中でこれから営業車とかで平日でも忙しい時間帯なのに
(※:経験者ならではのディティールですね)。ソレよりも意味がわからないのは何故F50をガレージにしまっているかということ。
店長に問いただすと閉店とはまったく関係なく洗うのが怖くなったからしまっちゃったとの事。意味がわからない。んで久本雅美は双子の事務員の悪口ばっか言ってるし小野真弓は困ったようなかわいい顔でこっち見てるし後輩は閉店したのも気づかずにダンボール作ってるし。
もう意味がわからなくなって俺がその場を取り仕切ってました。
まず何が問題で店を閉めたのか。
そして今自分達が何をすべきなのか。自分達が何をすべきなのは単純で、まず預かってるF50をガレージから出して洗車の続きをやる。んで店を開ける。というかそろそろダンボール作ってるやつにも仕事をさせる
(※:今思うとこの時間まで誰も彼のダンボールつくりをジャマしなかったのは伏線なんじゃなかろうか)。
そのためにも何で店を閉めたのかを知らなくてはならず、久本雅美を締め上げて問題の根源を問いただしました。すると久本雅美は悪口ばかりで核心に触れようとしなかった重い口を開けたのです。
「実は双子の事務員と社長がf
しゅーりょー(⊃д`゚)゚。( ゚д゚)・・・。
もうね、一番いいところですよ。久本雅美のしゃべり方からするとなんかすんごい陰謀が渦巻いてるようだったんです。だからきっと
小野真弓と力をあわせて悪を倒すストーリーが始まるはずだったと思うんですよね。
仕事だとわかっていても、ついパートナーに惹かれていく二人。いつしか二人はお互いに意識をしていることに気づき、作戦中にも関わらず恋に落ちてしまうんです。そして何か諸悪の根源が爆発しているのをバックにキス。
「マティーニを奢ろう、今日は飲みたい気分だ」
とか言いながら夜の町に消えていくんです。店長はF50をずっと洗ってればいいし後輩はもうなんかダンボール職人とかになっちゃえばいいし。久本雅美は秘密をバラしたからきっとその頃には死んでるでしょう。
いつも怖い夢の時にはいつまでも覚めることなくシザーマンとかにずっと追っかけられてるのにこういうストーリーのときは必ず途中で目が覚めるんですよね。夢ってほんとに儚い。
この夢のせいで小野真弓が好きになった事くらいが収穫でした。