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AV論:04
■ AV今昔物語(前半) ■

皆さんおはよう、今日もAV論講義の時間がやってきました。

ゴミ箱にティッシュありすぎ!!

というわけで第四回の今回は今と昔のAV、どう変わってきたのかということを講義します。昔といっても、オレがAVを見初めてまだ10年前後しか経っていません。しかしオレは親父所蔵の裏モノを相続して研究していたので見ていたもの自体は相当歴史のある物であったといえるでしょう。そんな時代のAVとVHS廃止の方向にさえ向かいつつある現代のAVを比較してみます。

■昔のAV
推定15年前くらいのAVの話です。当時の女優はスタイルは悪く、顔も悪く酷いものでした。中で使用される衣装や小道具も陳腐なものが多くかなりクオリティとしては低いといわざるを得ません。たいていが場末のラブホテルでの撮影でカメラマン不在(よく言えばハメ撮り)があたりまえです。需要が少ないので供給側もお金をかけられない現状だったのです。ビデオデッキが一家に一台あるかないかですから在ったとしても居間に一台。閲覧時間は深夜に及びます。環境が整ってなかったんですね。そんな時代ですから、脚本が着くわけでもなくカラめばいい的なものが多かった気がします。

■今のAV
現在はSODがVHSの新規製作を取りやめるなど新時代に突入しています。2年前ほどにパイロット的にDVDの機能をフル活用したAVが増えた時期もありましたが結局は多機能は求められておらず通常の形式に戻ってしまいましたが。最近では監督の名前で売れたり、細分化されたジャンルの一端のみを専門とするメーカーまで出てきていますね。もはや影の映像メディアではなく立派な娯楽メディアです。

■女優の遷移
先ほど述べましたが女優の質は時代と共に変化しています。15年ほど前は女性が人前で脱ぐなどありえなかった、というか浸透していなかった時代です。当然アダルトビデオに出演する女性も少なく、よい素材の確保は絶望的であったといえます。なので出てくる女優の質は極めて低く通常の生活を送っていて遭遇したら欲情どころか嫌悪してしまうような女性でさえももてはやされていました。
しかし近代、性の抱懐が始まり性行為は婚前でも既婚でもあたりまえの様に行われるようになりました。複数の異性と交わるのも普通の行為となってきました。貞操観念が下がれば出演してくれる女性も必然的に増え、製作者側も閲覧者側も選り好みができるようになります。女優は脱げばいいだけの時代は終わってしまいました。

■AVの位置
その中で画期的な動きも多々ありました。影のメディアであったAV業界が表のメディアであるテレビと密接な関係を持つことが始まったのです。代表格は「ギルガメッシュないと」「TONIGHT」などで、AV女優などがタレントのような扱いを受けてTV出演するようになったのです。形式ばったTVではなくお祭り騒ぎ的なTVがはやりだし、その中で性的な貞操観念が低いAV女優は重宝されました。通常のアイドルやタレントができないような企画も彼女らはこなします。なにせ元が汚れですから。
そういった経緯を経てAVは一気にメジャーな物になりブランド性を持つようになります。ブランド性といってもまだ「○○ちゃんが出ているAVはすごい」とかといった女優主体のブランド性なのでメーカーなどの存在は希薄でした。しかしAVを見ることができない子供らはこぞってAV女優の出演する深夜番組を見て、中で一瞬だけ垣間見ることができるAVのシーンを脳裏に焼き付けました。そしてマンガやグラビアなどでは味わえない動画というメディアにリアルを感じあこがれていきます。
そして女優が増え選り好みが可能になると今度はカテゴリ分けが始まります。女優の外見が最初は主で、要するに巨乳やロリ系、おねえ系などの外見的カテゴリわけが始まりAVは通常カラミ主体の物からフェチに対応する為に細分化していきます。
この頃から資本などの差からメジャーとインディーズが明確に分かれ始めます。メジャーの会社は有名な女優を多く起用し、インディーズの会社は無名の原石を掘りあさります。有名になった女優は逆に仕事を選り好みをはじめ、無理難題にはNGを出すようになります。要するにレイプ系は嫌、とかSMは嫌、とか。そこでメジャー会社は女優主体の方針に流れていき女優の可愛さなどを売りに通常の絡み物が必然的に増えていきます。そこで弱小であるインディーズはメジャーがそういった制約に縛られて手薄だったハード物を扱うようになり、メジャー/インディーズの方針分化によって内容的分類が具体的に始まります。ソレまでもレイプ物やSM物は当然存在していましたが具体的なジャンルとしては確立していませんでした。しかし女優主体の流れから会社の規模や資本によって得手不得手がはっきりとし始めジャンルが確立されたのです。
近代に入るとソレも崩れはじめました。女優飽和時代です。不況の波が関係あるのかどうか、稼ぎのよいAVに流れる女性が増えてきました。当然選り好みも進み、普通の容姿ではもはや見向きもされなくなりました。アイドル並な容姿を持つ女優が登場し始め閲覧者の目はより肥えていきます。そういった流れの中で容姿のよい女優が飽和状態では他社と差をつけるには内容しかありません。こぞって女優の魅力に依存した通常カラミを繰り返してきたメジャー系はインディーズが闇で築いたジャンルに手を出します。しかし手を出すといってもそのままではメジャーの市場に耐えないためメジャーなりに手を加え当り障りをよくした形での取り入れとなります。そうすると今度は手を加える、形を整えるための技術者が必要になり脚本や監督が注目を浴びるようになっていきます。
結果、メジャーもインディーズも多種多様なジャンルを扱い、かつメジャーとインディーズはその内容の濃さに差異を見出しています。自然とメーカーにって得意なジャンルが特定される傾向にあり専門メーカーなども出現しました。そして今は複合メーカーが幅を利かせます。巨大な資本を盾にほぼ全てのジャンルをカバーし女優も質の高い女の子を専属化させていいように扱うようになりました。そのような大きなメーカーと小さな得意分野を持つメーカーの入り混じる今の形式で落ち着いてきたと思います。



といったところで今回の講義を終了させていただきます。今回のテーマは長くなるので全後半分けさせていただきました。後半はより具体的な部分に焦点を絞り考えていきたいと思います。ってか多分忘れないうちにすぐエントリーすると思うけどね~(笑
【2005/02/28 13:48】 | アダルト | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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