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チャットに巣食う悪魔
■ ノンフィクションです。 ■

ずいぶんと前の話になるんですけど、「続く!!」とか言って後編書かなかった日記があるんですよ。完全に誰もおぼえちゃいないだろうし俺も覚えてないんですけどね。なぜ後編を書かなかったかというとその当時書きながらオチを忘れてたんです。んで共犯者に聞いてから続きを書こうと思ってもうずいぶんと間が空いちゃったんですよ。

先日、その共犯者と久々に飲む機械がありまして。そのときに詳しく詳細を聞いて思い出したんでここでようやく完結させることができそうです。とはいってもいきなり後編載せるのもあれなんで、ここはサクっと前編なんて無かったんじゃね?って設定で頭から乗せたいと思います。




それはある夏の日でした。

大学の友人(ここでは便宜上「オカピー」とします)と共に同じく大学の友人(ここでは便宜上「安田」とします)の家に遊びに行こうということになりまして。とはいっても安田の家ははるか遠く群馬なので軽いプチ旅行です。安田は群馬から神奈川の大学まで通ってたんですよ。もはやアホウですね。

俺は田舎に帰省の帰りにオカピと合流して、群馬の高崎駅に降り立ちました。そしてそこに安田が迎えに来て、いざ3人で群馬観光がてら遊んだわけですよ。安田の部屋を物色し、夜は居酒屋でありえない量のタバスコをかけたピザを安田に食わせたりして。

んで遊び終わって安田の実家に帰ってきたんですけど、さすが群馬、さすが田舎ってことで風呂とかやたらでかくてきれいなんですよ。3人同時に入りましたからね。なんだここは、旅館か、と。んで部屋に帰ると布団がすでに引いてあると言うすばらしい接待。

例えるならば「デビューマン」のアサヒの実家みたいな感じですよ。え? そんなのしらねぇ? ならば是非呼んでみてください。一発で雰囲気が伝わると思いますよ。

>> デビューマン1
>> デビューマン2

というわけでサクっと宣伝も済ませたところでそんな感じで布団まで用意されたわれわれですがここで寝るほど野暮じゃない。3人で何か夜中に家でできる遊びは無いものかと考えました。この時点で3人とも泥酔なのでどこか出かける選択肢は無かったのです。

そこで目をつけたのが電子の海原ですよ。インターネッツならここにいながらどこへでもいけるワンダーランドですからね。安田の家も同時ISDNで回線は早かったので早速パソコンデスクの前で3人でネットサーフィン開始です。

どこへって・・・?





エロサイトですがな(゚∀゚)=3

とはいっても男3人でエロサイト行ったって何もいい事がありません。まさかここでエボナイト棒を出してエレクトするわけにも行かないですから。という事でわれわれは与えられる側から与える側になろうと言うことになりました。

2ショットチャットに女で潜入。

そう、コレはまさに夜中にエボナイト棒を握り締めてドリームワールドへと旅立つ人々の救済措置なのです。我々が男の立場から理想的な女性をエロチャットで演じることによって欲求不満な男性の欲求を解放させ、しいては世の中の性犯罪の撲滅にもつながるという最高にイカしてる遊びなのですよ。

かくして我々はツーショットチャットの門前に立ったわけです。安田がオペレーターとなり、3人で理想の女性を演じることができるのか!? 果たして飢えた野獣を満足させることができるのか!?




という事で早速2ショットチャットに入ったんです。ここでザッとシステムを説明すると、2書ttpチャットとはその名のとおり二人入るとロックされて外からは会話の見えない状態でチャットを行うところです。先に一人が待っていて、そこに後から人が部屋を選んで入ってロック、ということです。しかし有限で、30分とか60分とかで二人とも部屋から追い出されてしまいます。

その限られた時間の中で閉鎖空間で男女が人前でできないようなチャットセックスを楽しむのです。

さて俺らが選んだところは20個ほどの個室がありました。そのどれもがすでに男が待機中で、飢えた野獣のオーラがむんむんと漂ってきます。いるわいるわ、歴戦の猛者どもが。どいつを昇天させてやろうかねぇ、オラなんかワクワクしてきたぞ?

とはいってもまだ2ショットチャットの知識が無い俺らは中でどんなプレイが行われているかさっぱりわかりません。なのでまずは適当にソフトな名前の男が待つ個室へと入りました。




みゆき:こんにちわ~~~
タクヤ:いらっしゃい、どんなパンツ履いてるの?


おいおい、とんだ困ったチャンだぜ? いったいなんなんだよこいつは。こんなスパイスの効いた挨拶聞いたこと無いよ? 俺らの中でみゆきちゃんは処女なんです。でもちょっと冒険したくてほんの一握りの勇気を振り絞って2ショットチャットに舞い降りた天使なんです。それをなんですか。

でも負けずにとりあえず日常会話方面で続けます。




みゆき:アハハ、いきなりですね~。
タクヤ:もう下半身脱いでるよ。超ボッキしてる。
タクヤ:みゆきのマンコはどれくらいぬれてる?
タクヤ:とりあえず指突っ込んでみてよ・・・


いやいやいや、おかしいだろ。おかしいと言うかどう贔屓目に見ても窓に格子がかかってる病院にいるべき人種じゃないのか。恐ろしいというか哀れだ。なんということか、俺らはこんなにも飢えたケダモノの相手をしなければいけないというのか。もはや常軌を逸しているとしか思えない。


退室。


ちょっと我々にはタクヤは荷が重すぎたようだ。早々にあきらめて次の刺客の待つ部屋へ。今度は人間の言葉が通じるといいのだが。



みゆき:こんばんわ~~
ケンタ:こんばんわ~~(^o^)/


投げかけた挨拶が返ってくることがこんなにもうれしいことだとは。普段何気なく空気のような存在だった会話のキャッチボールができると言うことがこんなにも尊く感じるとは。そんな大事なことをエボナイト棒を握った男に再確認させられるとは・・・orz




みゆき:実はこういうところ初めてなんですよ~
ケンタ:あー、そうなんだ。
みゆき:だからどうしたらいいかちょっとわからなくて。
ケンタ:遠慮なく聞いてよ、何でも教えるよ!!


すごく会話が成り立ってます。と言うかケンタ君は優しすぎて男3人が惚れそうです。




みゆき:チャットでエッチな事、するんですよね~
ケンタ:え、うん、まぁ、そうだよ・・・


こんな純粋に聞かれても困る。ケンタ君、君の気持ちは痛いほど伝わるよ(⊃Д`゚)゚。

んでまぁこの後服を脱いだりなんだりって工程があるんですけどいちいち全てを書いてられないのでちょっと割愛します。恥ずかしいから、といきなりエロに行かないみゆきに対して時間を気にするケンタがあせりながらも徐々にがんばってみゆきの下半身を裸にしたと思ってください。




ケンタ:どう? アソコに触ってみた?
みゆき:なんか変な気持ちですぅ~


ディスプレイのこっち側じゃ男3人が違う意味で変な気持ちだけどな!!




ケンタ:かわいいよ、みゆきちゃん。
みゆき:あー、なんか声でちゃいそうです。
ケンタ:どんな声か聞かせて?
みゆき:恥ずかしいですよー
ケンタ:大丈夫、ディスプレイから俺がそっちにいくよ。


しくじりました。また相手を見くびっていたようです。どうやらケンタはサイキックの使い手らしいです。ネット回線を通じてこちらに来る能力があるみたいです。しかし本当にこられたら大変。こっちがむさくるしい男3人だってばれてしまいます。




みゆき:いやー、怖いー
ケンタ:大丈夫、怖くないよ、抱きしめるよ。


いやいや、男3人は人間一人じゃ抱きしめられないだろう。というかきっとケンタは性の目覚めが怖いと思っているんだろうけど怖いのは紛れも無くケンタさん、あなたですから~~~~!!

残念!!

とにもかくにもチャットルームは異様な盛り上がりを見せ、遂にバーチャルな空間で入れるとか入れないとかのところまで来ました。まぁそもそもこの展開もおかしいんですけどね。入れるとか入れないとかどういうこっちゃねん。マウスの玉でも出してその穴にでも入れるんかい。

しかしこちら側3人もすでに2ショットチャットの毒気にやられたのか違うところを危惧してました。

「男として入れられるのはバーチャルでもどうか。」

完全に常識を見失ってるんですけどそのときの俺らはただ黙って入れられるのだけは勘弁だったんですよ。なぜそうなったかは解りません。錯乱した意識の中、なぜか貞操だけは守ろうと言う変な潜在意識が働いたんでしょうね。そこで考えた次のみゆきの発言です。




みゆき:ハァハァハァ、もう入れてもいいですか?


そうです。入れられるのがイヤならこちらから入れてしまえばいいのです。実際、最初はオナニー男の性欲を満足させようと言う趣旨だったんですけどなんかこう、相手がすごく満足してるようで釈然としなかったんでここらで一発、かましてやろうと思いましてね。へへ、いたずらっ子ですいません、ええ。




ケンタ:いいよ、入れるよ!!
ケンタ:ああ、暖かいね~~~~~~!!


ああああぁぁぁぁぁぁ・・・・(;´Д`)

入れられちゃった・・・。ケンタには俺らの反逆は通用しませんでした。遂に俺らはバーチャルとはいえ入れられてしまったのです。貞操を失ってしまったのです。しかも暖かいと来た。なんだ、伸びたカップラーメンでも使ってるのか。




ケンタ:ハァハァ気持ちいいよ!!
ケンタ:どうしたの? 気持ちよくないの?
ケンタ:??


あまりのショックに黙ってしまったみゆきをいぶかしがるケンタ。しまった、放心状態で返信が遅れてしまった!! ここで怪しまれるわけには行かない!! ところが入れられてしまった錯乱状態でここまで息のあってきた3人の連携が乱れました。

やいのやいのキーボードの奪い合いを始めてキーを押してしまったのです。




みゆき;ウィ。






\(^o^)/ネカマオワタ

そりゃねぇだろ・・・。最中の女が「ウィ」って。こんなの絶対不自然すぎる。ここまで培ってきたケンタとの信頼関係もここで終わりだ・・・。もうケンタを昇天させることなんかできやしねぇ・・・。そう3人がディスプレイに表示されている「ウィ」を見ながら落胆したときです。




ケンタ:ウィ?


至極まっとうなケンタの反応が。しかしここでオカピがとっさの判断でフォローに!!




みゆき:わたし感じるとうぃって言っちゃうんです。変ですか?


変だよ・・・orz そんな女いねぇよ・・・orz




ケンタ:全然変じゃないよ、かわいいよ!!


( Д) ゚ ゚

ナニがここまでケンタをこうさせるのでしょうか、ケンタが逆に必死のフォローです。どう見てもこんな女はいねぇし、いたとしても最中にウィって言われたら息子もさめるってもんでしょうが・・・。

とにもかくにもウィはかわいい言葉として承認されたのです。




ケンタ:どう?僕のが入ってるの解る?
みゆき:ウィ!!
ケンタ:・・・・。
ケンタ:あぁ、みゆきの中とろけそうだ・・・
みゆき:ウィ!!


もう「ウィ」は解禁ですから、俺らは連呼しました。たまにケンタが「違う声とか出せない?」とか言おうものなら「前のカレシにもそうやって振られたんです・・・」とかっていちいちチンコ萎えるような事いってかえしてやりました。もうケンタも割り切ったんでしょうね。勝手にイく事にしたようです。

しかし俺らは当初から実はある目的がありました。それを真の目標としてここまでケンタに付き合ってきたのです。それを成し遂げるべく最終ミッションの開始です。勝負は一瞬、最後の最後の一言に全てをぶつけます。




ケンタ:あぁ、俺もうイキそうだよ!!
みゆき:ワタシも!! なんか熱いのいっぱい出てきた!!
ケンタ:ああ、みゆき、みゆきぃぃぃぃぃ!!
みゆき:ケンタさぁぁぁぁん!!

みゆき:ドピュ。






やった・・・(´Д`)

遂に我々は成し遂げた。ケンタを昇天させるのと同時にこちらが実はチンコ持ちであることをカミングアウト。最高のタイミングでミサイルは発射されたのです。俺らは深夜(午前3時)の安田の家でハイタッチですよ。ここまで大変だった・・・。ウィの時は全てが終わったと思ったけどなんとか乗り切ったよ!!!!




ケンタ:あぁ、俺もうイキそうだよ!!
みゆき:ワタシも!! なんか熱いのいっぱい出てきた!!
ケンタ:ああ、みゆき、みゆきぃぃぃぃぃ!!
みゆき:ケンタさぁぁぁぁん!!
システム:ケンタさんはタイムアウトで退室されました。
みゆき:ドピュ。






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【2006/11/28 14:42】 | 企画物 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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